Minamoto

寄与者契約

株式会社Minamoto(以下「当社」といいます) は、本契約に基づき、寄与者の皆さまから AI 訓練データを買い取り、これを国内外の AI 開発事業者に提供する事業(以下「本サービス」といいます)を運営しています。本契約は、当社と、本サービスに登録して当社にデータを提供する個人(以下「寄与者」といいます)との間の権利義務を定めるものです。

寄与者は、本サービスを利用する前に本契約をよくお読みください。本サービスを利用することにより、寄与者は本契約に同意したものとみなされます。


第1条(目的)

本契約は、寄与者が当社に対し、本サービスを通じて音声、画像、動画、テキストその他のデータ(以下「寄与データ」といいます)を提供し、当社がこれを買い取る取引、および当該取引に付随する一切の関係を定めることを目的とします。

第2条(定義)

本契約において用いる用語の意味は、次のとおりとします。

用語定義
寄与データ寄与者が本サービスにアップロードする音声、画像、動画、テキストその他のデータおよびこれに付随するメタデータ
バイヤー当社から寄与データの提供を受ける AI 開発事業者(AI 開発企業、研究機関、大学、その他 AI モデルの研究開発を行う事業者)
訓練済みモデル寄与データを学習に用いた AI モデルおよび当該モデルから派生する派生モデル、合成データ、出力結果
プライバシーポリシー当社が別途定める「プライバシーポリシー」

第3条(寄与者の資格)

  1. 本サービスを利用できるのは、以下のすべてを満たす個人に限られます。 (1) 満18歳以上であること (2) 日本国内に居住していること (3) 本契約に同意し、本契約上の義務を履行する能力を有すること

  2. 寄与者は、本契約への同意時点および本サービスの利用中、前項の各事項が事実に相違ないことを表明し、保証するものとします。

  3. 寄与者が前項の表明に反していたことが判明した場合、当社は、何らの催告も要せず、ただちに本契約を解除し、寄与者のアカウントを停止し、未払いの報酬の支払いを拒絶し、寄与者の寄与データを削除することができます。

第4条(アカウント登録)

  1. 寄与者は、当社が定める方法によりアカウントを登録し、必要な情報(メールアドレス、表示名等)を正確に提供するものとします。

  2. 寄与者は、自己のアカウント情報および認証情報を厳重に管理し、第三者に利用させてはなりません。アカウントを通じて行われた行為は、寄与者本人によるものとみなされます。

  3. 寄与者は、いつでも当社所定の手続により本サービスから退会することができます。退会後のデータの取り扱いについては、プライバシーポリシー第8条および本契約第13条をご参照ください。

第5条(データの提供と買取)

  1. 寄与者は、本サービス上で当社が募集するタスクに応じて寄与データを提供することができます。タスクには、当社が定める提供条件(種別、品質基準、報酬の額または算定方法、提供期限等)が表示されます。

  2. 寄与者から提供された寄与データは、当社が本契約第11条に定める品質審査を行い、これを通過したものを当社が買い取ります。買取は、本契約第6条に定める権利の譲渡を伴います。

  3. 当社による買取の意思表示は、当社が寄与データの品質審査を通過させ、寄与者にその旨を通知した時点で成立するものとし、それ以前の段階では、寄与者と当社の間に当該寄与データに関する売買契約は成立しません。

第6条(権利の譲渡)

  1. 寄与者は、当社による買取(第5条第3項)の成立と同時に、寄与データに関する以下の権利を当社に対し、すべての地域・期間において無償で譲渡します。 (1) 著作権法第21条から第28条までに定める権利(複製権、上演権・演奏権、上映権、公衆送信権、口述権、展示権、頒布権、譲渡権、貸与権、翻訳権・翻案権、二次的著作物の利用権を含みます) (2) 寄与データに含まれる肖像、声、容貌、身体的特徴その他寄与者本人を識別する要素(以下「肖像等」といいます)を、本契約に定める利用目的の範囲で使用する権利 (3) 寄与データから派生する派生物(ベクトル化されたデータ、合成データ、訓練済みモデルの一部となった重み等を含みます)について、当社およびバイヤーが独占的に利用する権利

  2. 当社は、前項により譲渡を受けた権利を、当社の事業の遂行のため、サブライセンスする権利(再許諾する権利)を含めて自由に行使することができます。サブライセンスの相手方には、バイヤー、当社の業務委託先、その他の第三者が含まれます。

  3. 当社は、寄与データおよび本条第1項により譲渡を受けた権利を、第三者(バイヤーを含みます)に対し、追加の対価を寄与者に支払うことなく、有償または無償で再販売、ライセンス、またはサブライセンスすることができます。寄与者は、これらの取引から生じる対価について、追加の請求を行わないことに同意します。

第7条(肖像権・パブリシティ権・著作者人格権の取り扱い)

  1. 寄与者は、当社およびバイヤーが、本契約に定める利用目的(AI モデルの開発・学習・評価・推論および当該モデルからの出力の生成・利用)の範囲で寄与データを使用することについて、自己の肖像権およびパブリシティ権を行使しないことに同意します。

  2. 寄与者は、寄与データに関する著作者人格権(公表権、氏名表示権、同一性保持権)を、当社およびバイヤーに対して行使しないことに同意します。

  3. 本条の同意は、本契約に定める利用目的の範囲に限ります。本契約の利用目的を超えた利用(例:寄与者本人を再現することを目的とした商品化、寄与者本人の容貌・声を用いた広告等)が当社またはバイヤーにより行われる場合、当該利用については別途寄与者の同意を取得します。

第8条(第三者の権利・寄与者の表明保証)

  1. 寄与者は、寄与データを提供するにあたり、当該寄与データについて、本契約に定める利用目的での使用および当社への権利譲渡を行う権限を有していることを表明し、保証します。

  2. 寄与データに、寄与者本人以外の第三者(家族、友人、撮影対象となった他者等)の肖像、声、個人情報、著作物その他第三者の権利の対象となる要素が含まれる場合、寄与者は、当該第三者から、本契約に定める利用目的での当該寄与データの提供および利用について、事前に有効な同意を取得していることを表明し、保証します。

  3. 寄与者が前各項の表明保証に違反し、その結果として当社、バイヤー、その他の第三者から請求、訴訟、行政指導等を受けた場合、寄与者は、自己の費用と責任において当社を防御し、当社に発生した損害(合理的な弁護士費用を含みます)を補償するものとします。

第9条(禁止行為)

寄与者は、本サービスの利用にあたり、以下の行為を行ってはなりません。

(1) 違法または公序良俗に反するコンテンツの提供 (2) 第三者の著作権、肖像権、パブリシティ権、商標権、プライバシー権その他一切の権利を侵害するコンテンツの提供 (3) 児童ポルノ、児童虐待を描写するコンテンツ、その他18歳未満の者を被写体とするコンテンツの提供 (4) 性的に露骨なコンテンツ、暴力的なコンテンツの提供 (5) 第三者を誹謗中傷し、または差別するコンテンツの提供 (6) 当社、バイヤー、その他の第三者を欺罔するコンテンツ(合成物、虚偽の主張を含むものなど)の提供 (7) 自己以外の名義でのアカウント登録、または虚偽の情報を用いた登録 (8) 同一のデータを複数のアカウントから提供する行為、その他の方法により本サービスの公正性を害する行為 (9) 本サービスの運営を妨害し、または当社のシステムに不正アクセスする行為 (10) 寄与者本人または第三者の要配慮個人情報を意図的に含めて寄与データを提供する行為(本契約第10条参照) (11) 本サービスを、本契約に定める目的以外の目的で利用する行為 (12) 法令に違反する行為

第10条(要配慮個人情報の取り扱い)

  1. 寄与者は、自己または第三者の要配慮個人情報(個人情報保護法第2条第3項に定めるもの)を意図的に含めて寄与データを提供してはなりません。

  2. 寄与データには、その性質上、要配慮個人情報が偶発的に含まれることがあります。寄与者は、これらが偶発的に含まれる可能性があることを承知のうえで寄与データを提供し、当社およびバイヤーが本契約に定める利用目的の範囲でこれらを取り扱うことに同意します。

  3. 当社は、寄与データに要配慮個人情報が含まれていることを確認した場合、原則として当該寄与データを隔離または削除します。

第11条(品質審査と買取の決定)

  1. 当社は、寄与者から提供された寄与データについて、品質、利用目的への適合性、本契約の遵守状況その他の観点から審査を行います。

  2. 当社は、自己の合理的な判断により、寄与データの全部または一部について、買取の可否を決定する権利を有します。買取が成立しなかった寄与データについて、寄与者は、当社に対し、報酬その他の対価を請求することはできません。

  3. 当社は、品質審査の基準、内容、結果について、寄与者に説明する義務を負いません。

  4. 当社は、品質審査を経て買取が成立した寄与データについて、その後に本契約違反その他の事由が判明した場合、買取を取り消し、未払いの報酬の支払いを拒絶し、または既に支払った報酬の返還を求めることができます。

第12条(報酬の支払い)

  1. 当社は、買取が成立した寄与データに対し、本サービス上であらかじめ寄与者に表示する報酬を支払います。報酬の額または算定方法は、各タスクの提供条件として本サービス上に表示されます。

  2. 報酬の支払時期は、品質審査を通過した日から60日以内とします。

  3. 報酬の支払方法は、本サービス上で寄与者が指定する方法(銀行振込、PayPay、その他当社が提供する方法)によります。出金にあたっては、当社が定める本人確認手続を完了していただきます。

  4. 報酬の額が、料金表の改定により変更された場合、改定後の料金は、改定後に提供される寄与データについて適用されます。改定前に提供された寄与データの報酬は、提供時点の料金に従います。

  5. 報酬から、税法上必要な源泉徴収その他の控除を行うことがあります。寄与者は、報酬に係る所得税、住民税その他の税金について、自己の責任において確定申告および納税を行うものとします。

第13条(利用停止・消去請求)

  1. 寄与者は、いつでも当社に対し、当社が現に保有する寄与データの利用停止または消去を請求することができます(個人情報保護法第35条)。当社は、請求を受理した日から30日以内に、当社のシステムから当該寄与データを削除します。

  2. 当社がすでにバイヤーに提供した寄与データについては、当該バイヤーが独立した個人情報取扱事業者として当該寄与データを管理しています。当社は、当該バイヤーから既に提供された寄与データを取り戻すことはできません。 寄与者は、必要に応じて、当社が開示するバイヤーの一覧を参考に、寄与者ご自身で当該バイヤーに対し利用停止請求を行うことができます。当社は、寄与者の請求を受けて、別途バイヤーに対しても当社からの通知を行います。

  3. すでに AI モデルの学習に用いられた寄与データについて、訓練済みモデルから当該寄与データの影響を除去することは、現在の技術では一般に不可能です。 寄与者は、利用停止・消去請求がなされた場合でも、既存の訓練済みモデルそのものからの除去は行われない可能性があることを承知のうえで、本サービスを利用するものとします。

  4. 当社が本契約に基づいて寄与者から買い取った寄与データについて、利用停止・消去請求がなされた場合でも、当社は、支払い済みの報酬の返還を求めず、寄与者から原状回復を求めることもありません。

第14条(個人情報の取り扱い)

  1. 当社による個人情報の取り扱いは、本契約のほか、別途定めるプライバシーポリシーに従います。プライバシーポリシーは本契約の一部を構成します。

  2. 寄与者は、プライバシーポリシーに記載された利用目的、第三者提供、外国にある第三者への提供、業務委託、保有期間その他の事項について、本契約への同意とあわせて確認し、同意するものとします。

第15条(本契約の解除・アカウントの停止)

  1. 寄与者は、いつでも、当社所定の方法により、本契約を将来に向かって解約し、アカウントを退会することができます。

  2. 当社は、寄与者が以下のいずれかに該当する場合、何らの催告も要せず、本契約を解除し、アカウントを停止することができます。 (1) 本契約に違反した場合 (2) 第3条第1項の資格要件を満たさないことが判明した場合 (3) 第8条の表明保証に違反した場合 (4) 第9条の禁止行為を行った場合 (5) 当社、バイヤー、その他の第三者に損害を与え、または与えるおそれがある場合 (6) その他、当社が本サービスの運営上、寄与者として不適切であると合理的に判断した場合

  3. 本契約の解除または退会の場合でも、本契約第6条により当社が譲渡を受けた権利は影響を受けません。すでに当社が買い取った寄与データに関する権利は、当社に帰属し続けます。

  4. 解除または退会後の寄与データ・個人情報の取り扱いについては、プライバシーポリシー第8条をご確認ください。

第16条(免責)

  1. 当社は、本サービスの提供にあたり、合理的な注意を払いますが、本サービスが寄与者の特定の目的に適合すること、または中断・障害・データの喪失等が発生しないことを保証しません。

  2. 当社は、本サービスに関連して寄与者が被った損害について、当社の故意または重過失による場合を除き、責任を負いません。

  3. 当社が責任を負う場合でも、当社の賠償責任の上限は、損害発生時点の直前12か月間に当社が当該寄与者に支払った報酬の額を上限とします。ただし、消費者契約法その他の法令により本項の制限が無効とされる場合、当該法令の定めに従います。

第17条(損害賠償)

寄与者は、本契約に違反することにより当社に損害を与えた場合、当社が被った損害(合理的な弁護士費用を含みます)を賠償するものとします。

第18条(契約終了後の取り扱い)

本契約が終了した場合でも、以下の条項は終了後も効力を有するものとします。第6条(権利の譲渡)、第7条(肖像権等)、第8条(表明保証)、第13条(利用停止・消去請求)、第14条(個人情報の取り扱い)、第15条第3項(解除後の権利)、第16条(免責)、第17条(損害賠償)、本条、第20条(準拠法・紛争解決)、および性質上存続すべき条項。

第19条(本契約の変更)

  1. 当社は、本サービスの提供内容の変更、法令の改正、その他必要に応じて、本契約を変更することがあります。

  2. 本契約の変更は、変更後の内容を本サービス上で寄与者にお知らせし、相当な周知期間を設けたうえで、効力を生じます。寄与者の権利義務に重大な影響を及ぼす変更については、改めて寄与者から同意を取得します。

  3. 変更後の本契約に同意しない場合、寄与者は、第15条第1項に従い本契約を解約することができます。

第20条(準拠法・紛争解決)

  1. 本契約は、日本法に準拠し、日本法に従って解釈されます。

  2. 本契約または本サービスに関連して当社と寄与者の間に紛争が生じた場合、まず誠実に協議のうえ解決を図ります。協議によっても解決しない場合、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

第21条(雑則)

  1. 寄与者は、当社の事前の書面による承諾なく、本契約上の地位および本契約から生じる権利義務を第三者に譲渡することはできません。

  2. 本契約の一部の条項が法令により無効または執行不能と判断された場合でも、本契約のその他の条項は引き続き有効に存続します。

  3. 当社が本契約上の権利を行使しなかったとしても、当社が当該権利を放棄したことを意味しません。


附則 本契約は、2026年(月日)から適用します。